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呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記


2017-02-19

_ 【感動した】キングコング西野さんのトークショー観てきた

砂川でキングコング西野さんのトークショーがあるというので高速飛ばして観に行ってきた。
あまりテレビを観ない僕はキングコングを知らなかったし、最近の西野さんはネット上でやけに炎上しているなぁくらいの印象しかなかったのだけれど、いやいやどうして、大変に素晴らしいトークショーだった。
キングコング西野氏といわた書店の岩田社長

トークショーの前半は西野さん独演、後半は一万円選書のいわた書店の岩田社長とのディスカッションという構成。
西野さんは「子供は大人が思うほど幼稚ではない、ふわふわゆるい絵本ではなく子供が本当に欲しがる絵本を作りたい」と絵本作家に転身し、「読み手にきちんと届けるところまで作り手として責任をもつ」と、販売・宣伝も自ら行うようになったというエピソード。
岩田社長は一万円選書のお話。その人の来し方や考えを丁寧にヒアリングしてその人にぴったりの本をお手紙を添えてお届けする。売れ筋の本や、AIやレコメンドエンジンの「この本を見た人はこの本も見てます」的な安直な提案ではなく、ひとりひとりの個性や人生を大事にしているのだということをお話しされました。

お二人のお話を聞いて共通して感じたのは「思いを汲み取ること・届けること」。一方的に売りつけたり押しつけたりするのではなく、ひとりひとりの思いを汲み取って、こちらの思いを届けて、また思いを受け取る、という循環する関係性がこれからとても大事になるのだなと再認識した。

岩田社長の話でもうひとつ面白かったのが次のエピソード。

「都心の大規模書店の経営者がいわた書店を訪れて『人通りが少なくてお客さんが少ない。売り場面積が小さい。夜遅くまで営業しなくてよいし、だから人を雇わなくてもよいし、だから一生懸命本を売らなくてもよい。こういう環境が羨ましい』と言ったことがあったけれども、かつてこれらは全部、地方の弱み・ハンデだった。けれども今はそれが強みになっている。書店不振のなかで『僕にできること』を探して一万円選書をやってきたが、それは『僕にしかできないこと』だった。」

すごく勇気をもらえるエピソードだ。

トークショーの時間が短く感じられるほどたくさんの刺激を受けることができた。
僕も、僕にしかできないやりかたで、ひとりひとりの思いを汲み取り、届ける、そんな仕事をしていきたいと思ったのでした。

Tags: 日記

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