呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記
2010-06-25
_ オタルコラージュ観てきた。
6月25日は待ちに待った『オタルコラージュ』見てきました!長年観たいと思っていた谷川俊太郎さんのステージなので出張帰りにもかかわらず小樽まで足伸ばしました。
仕事がなかなか終わらず、19時半開演なのに小樽倉庫No.1に到着したのは20時ちょっと前という大幅な遅刻っぷりでしたが、ちゃんと1stの途中から見ることができました。
詩の朗読と、ピアノ・コントラバス・エレクトロニカな演奏、舞踏のコラボレーション。どんなステージになるんだろう?とワクワクしながら観させていただきましたが、ごく控えめに言って、感動した!詩の世界観と演奏や舞踏の雰囲気、タイム感が見事に調和していてとても美しい空間が展開されていました。詩人てやっぱりスゲーな、と思いました。世の中の虚構や現実の残酷さ、あるいは甘美さの一側面をピンポイントで切り出して目の前にドンと提示する言葉の使い方に脱帽です。そして、谷川俊太郎さんの朗読がものすごく美しい。まるで耳を愛撫されるかのよう。谷川賢作さんや飯田さん、kuniyukiさんの緊張感あふれる演奏が朗読を盛り立てて、そして世界を広げていました。始終鳥肌立ちまくりで涙チョチョ切れな感じでしたが、鬼気迫る感じばかりだったわけではなく、笑いや和みも随所に見られてとても暖かいステージでした。谷川両氏のお人柄が会場全体を包み込んでいるようでした。
と、感動エピソードには事欠かないのですが、ミーハーとしては谷川俊太郎さんご本人の「二十億光年の孤独」の朗読や「鉄腕アトム」の歌を生で聴けただけで幸せです。これだけで前売り5,000円のもとはとったな、と思いました。
アンコールの一発目は谷川俊太郎さんの『生きる』の朗読。バックで賢作さんがAmazingを弾いている。これ反則だろ。涙が止まらない。
と、感動に打ちひしがれていたら、アンコール2はつめはDJのuchiyamaさんをフィーチャーして、『ことばあそびうた ヒップホップバージョン』。うわー、なんすか、これ。別の意味で反則だろ。めっちゃアホでダサカッコイイ!!とっても和やかで気持ちのよい終わり方でした!
しかし、すばらしいステージだった。朗読と演奏と舞踏の調和がすばらしかったのでてっきりいろいろと決め事がガチガチにあったのかと思いましたが、終了後に飯田さんにお話をうかがうとほとんど即興演奏だったそうな。ぬおお、すごすぎる。。
とてもよいステージを観れて満足です。いろいろな意味で今後の自分にいい影響を与えてくれるような気がしました。