呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記
2017-03-18 ブッシュクラフトアドバイザー認定講座一日目
_ 道の駅よつくら→御前山青少年旅行村へ
道の駅よつくらで車中泊した翌朝、さすが港直結の道の駅だけあって、朝の4時か5時くらいに釣り人の団体がたくさん集合していた。みなさん早起きですの。
僕も早起きして付近を散策すると道の駅よつくらの柱に子どもたちの復興への思いが埋め込まれていてハッとしたのでした。
さて、朝ごはん。
妻がノア子の中で料理してくれました。
ノア子の中で美味しくいただきます。
梅吉はお外でのんびり。
朝ごはんを食べたら本日の目的地へ道の駅かつら(の隣のコンビニ)を目指してレッツドライブ!なのであります。
ノア子にはカーナビがついていないので、スマホでGoogleMapをカーナビモードにして使っていたのだけれど、これ本当に正しい道なのだろうか・・・?と不思議になるような細い道や曲がりくねった道を通されてなんとか集合地点に辿りついた。後で記憶を辿ってGoogleMapで通った道をなぞってみると、なるほど、遠回りしている感じではないけれども、なんだかなぁ・・・?やっぱりカーナビはきちんとしたカーナビを買った方がよいのではないかと本気で思った次第。
ちなみに、道中、北海道限定(だと勝手に思っていた)セイコーマート(略してセコマ)を発見!!
なんか、内地でセコマみると不思議とものすごく安心感があるなー。
_ ブッシュクラフトアドバイザー認定講座一日目
というわけでようやく今回の旅の本題。ブッシュクラフトアドバイザー認定講座を受けにはるばる茨城は御前山青少年旅行村にやってきたのであります!!
ブッシュクラフトとは何か!?僕の乱暴な解釈で言えば「アウトドア以上、サバイバル以下。サバイバル技術を使って最低限の装備で野外生活を楽しむ技」なのであります。詳しく知りたい方は、今回の講座の講師である川口拓さんの著書『ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル』を参考にしてくださいまし。
整備されたオートキャンプ場でゴージャスなテントや設備で近代的なキャンプをするのではなく、必要最低限の設備(例えばナイフとタープのみ)を持って山に入り、その場で調達できる木々を活用して自然と一体となって楽しむ「ブッシュクラフト」。
日頃、NPO法人ハチドリで自給自足な生活というテーマを掲げて活動していたり、アイヌ文化継承と称して山に入ったりしているけれども、なんというかまだまだ自分が地に足ついていない感じがしたり、魅力的なセミナーコンテンツへのブラッシュアップが足りないなと感じたりするところがあったので、自分のスキルアップと今後のヒントを見つけにブッシュクラフトアドバイザー認定講座に飛び込んできたのでした!!(前置き長い!)
さて、目的地近くのコンビニエンスストアで集合し、公共交通機関で参加される皆さんの合流を待って、車乗り合いで目的地の御前山青少年旅行村へ。
なるほど、山の中にある、自然のままのキャンプが楽しめそうな場所で、コテージや大勢で宿泊できる共同棟があり、なんとも大人数の野外合宿向けの施設ですな。
今回は北は我々北海道、南は九州まで、全国各地から20名以上の方が参加するおおきなイベント・セミナーなのでした。すっげー!
初日のお題は
- ナイフを駆使して拾った枝からペグを作る
- ロープワークの基本を学ぶ
- それらを活用してブルーシートでシェルターを作る
の3点。オラ、いきなりワクワクしてきたぞ。
まずはペグに利用できそうな材を拾うために山に分け入ります。
ペグに利用しやすい木はどんなものか、どういう枝を探して拾えばいいのかのポイントを教えていただいて、
いざ山へ
杉林のなかでいい感じの枝を拾い集めます。花粉症の人には大変な作業かもしれません。
しかし、講師の川口さん、
なんともラフというかざっくりしているというか、、、、
まだ桜も咲かない季節だというのに長袖Tシャツ一枚だし、足元はビーサンだし、なんとも自由な雰囲気。いかにもアウトドアな格好している自分が恥ずかしかったぞ。
ペグになりそうな枝を見つけてきたら、これを加工するためのナイフワークのレクチャー開始。
ナイフの具体的な使い方の前に「べからず集」の確認。こんな使い方をしてはいけないよ、という実例をユーモアたっぷりにご説明いただいた。
やはり屋外のそれも刃物をつかうワークショップは安全指導が大事なのですなぁ。
ナイフべからず集の後は、枝を切断するためのナイフワークや、
切り口をきれいに整えるためのナイフワークや、
ロープをひっかける切れ込みをいれるためのナイフワークを教えていただき、
各自がんばってペグをつくるのです!
ペグの完成写真がなぜかありませんが、きちんと作ることができましたよ!
つづいてロープワーク
タープでシェルターを作るのに必要なロープの結び方を数種類教えていただく。
3チームくらいにわかれてそれぞれロープワークの練習。
女子チームはなんだか楽しそうだねぇ。
犬でロープワークを試すのはやめましょう
柱を相手にいくつかの結び方を繰り返し練習。
最初はぎこちなかったですが、だんだん指が覚えてくれるようになりました!
ロープワークをマスターしたところで、いよいよシェルター作り。
どーん
どどん
どうすか、若干高さがたりない感じはしますが、雨風凌ぐくらいのシェルターがブルーシートとロープとその辺におちていた枝だけを使って短時間で作れてしまいました。
他の参加者さんも美しくシェルターを作られておりまして、
なんというか、難民キャンプの様相なのであります。
九州から参加された焚き火魂さんは早速素敵な焚き火をはじめましたが、、、
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川口さんの「残念なお知らせですが、本日はここで終了です。」というお言葉に
残念な表情・・・。
夜は座学。サバイバルな状況に置かれた際の生存するための基礎知識について。
生き抜くために、身体が必要とする順番に必要要素を確保していく、手段や方法もそうだけれども、まずは意識をそこに向けること。知っていること、認識していることがとても大事なのだということが改めて認識できた。
しかし、初日から濃密なカリキュラムだったなぁ。初日は午後スタートなので半日程度の時間しかなかったのだけれど、その短時間で、ナイフワーク、ロープワーク、シェルターの作り方、そして何よりも楽しむこと、自然に守られて生きることを感じることを学ぶことのできた1日でした。
大事なことを楽しく学べる。最高の体験ではないか。
_ そして夜のブッシュクラフトへ・・
座学の後にみんなでキムチ鍋をいただき、そのまま近くの温泉へ。
ごぜんやま保養センター、四季彩館。露天はいい感じだし、内風呂には源泉風呂もあって、なんとも快適なお風呂でしたー。1日の疲れと汚れがさっぱりと洗い流されて快適。
風呂上がりにこの地域の地ビールである常陸野ネストビールをゲットして(近くのコンビニでは購入できない)、夜の宴会へ備えるのであります!
さて、夜の部はしめやかに執り行われておりましたが、途中から屋外が焚き火が始まりましたので、
謹んで合流するのであります!
ベーコンを焼いたり
ウィンナーソーセージを焼いたり、
我らも持参したじゃがいもを供出してホイル焼きにするなどしまして、
火の周りに人は集まるものなんですねぇ。
なんつーか、もう、盛り上がり過ぎて
写真がブレブレですが、楽しさだけでも感じていただければ。
そして、こういう場にとっても馴染む妻が、とても誇らしいのであります。
翌日も早いので健康的に早めに消灯・就寝。
男性は共同棟、女性は別棟で就寝なのだけれど、我らは家族3人(2人と1匹)でいつものようにノア子の中でお休み。
インストラクターの皆様は屋外で普通に野宿されてました。ワイルドやなぁ・・・