呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記
2015-07-19 今年の誕生日は小屋作りワークショップに参加
_ 今年の誕生日は小屋作りワークショップに参加したのだ
誕生日おめでとう!自分。ということで、今年の誕生日は家族の思い出づくりと未来への第一歩ということで、エコビレッジライフ体験塾の小屋づくり基本講座に家族総出で参加したきたのでした。
衣食住のすべてにおいて自給自足を目指したい我らにとって"住"つまり家をセルフビルドするのも大きな目標の一つ。いつか田舎(というか山とか森とか)に自分たちで小屋でも立てて住みたいなぁと常々思っていたら、エコビレッジライフ体験塾さんの小屋作り基本講座をFacebookで発見して迷わず申し込みしたのでした。
小屋作りワークショップでは毎年オーナーさんを募って小屋を作っているとのことで、今年のオーナーさんはナラ工業の奈良さんなのでした。奈良さんとは江別大実験会議でお会いしてからなにかと仲良くさせていただいているので、面白い縁を感じますな。小屋の建設予定地は写真のコンテナハウス、向かって左手のゾーン。当たり前だけれどこの何もない場所に3日で小屋を建てるというのが今回のワークショップなのであります。本当に建つのか?
奈良さんのコンテナハウスは一度見てみたかったので、ここに小屋を建てられるかと思うとウキウキワクワクなのであります。
初日の最初は座学。講師の千葉さんの制作事例を紹介され、早くもテンションあがる。そして、作業するうえでの心構えや道具の使い方いろいろ基本的なことを教わっていざワーク!
たかが小屋と言っても、基礎、基礎が大事なのであります。束石を埋めるための穴をみんなで一生懸命に掘ります。
そして埋めます。
これ、かなりの重労働なんだけれども、それでいてきちんと位置もずれなくあわせながら、束石の水平も合わせながら作業するというのが本当に大変だった。千葉さんいわく「最初にきちんとあわせておくと後が楽。最初にズレると後で結局やりなおすことになる」とのことで、日曜大工でいつも適当に作ってあとでしわ寄せがきて困る経験をしている身としては大変勉強になったのでした。
束石の上に土台となる2×8材を組んで、対角線の長さもビタっと合わせ、
断熱材をビタっとあわせて針葉樹合板を張るところで初日は終了。
いやぁ、小屋作りときいてもっとお手軽なものを想像していたのですが、甘かった。みっちりといろいろなことを教わりました。
2日目は仮止めしていた床をきちんと止めるところからスタート。
作業は参加者による共同作業。昨日今日初めましてなメンバー、それも大工仕事の素人集団が集まって、作業の確認や役割分担を話し合って決めていく。ワークショップならではの、モノをつくる過程でコミュニティも作り上がっていく感じがなんか好き。
作業は測って墨付けして切ってとめての繰り返し。
丸のこ使うときには「コードを踏まないように肩にかける」「丸のこの後ろには立たない」ということを教えてもらったけれども、写真で見ると若干丸のこの後ろに身体があって危険が危ない感じ。意識して気をつけて身体に慣れさせないと駄目ですな。
それをみんなで立ち上げまして、
四方の壁が立ち上がるとだいぶ小屋っぽくなったのが冒頭の写真。
その後、屋根の垂木をくんだり野地板はったり壁に防水シート貼ったりしたところで2日目は終了。
2日目の夜は希望者が奈良さんコンテナに宿泊。
疲れた身体を近くの温泉で休ませた後に、コンテナでみんなでビール。エコビレッジの伊藤さん、講師の千葉さんはじめ、今回参加されたみなさんといろいろな話ができて、大変にいい時間を過ごすことができた。(と言っても酒を飲むとすぐ寝る体質の僕は途中で撃沈してしまったのだけれども。)
それぞれ何か目的があってこういう講座に参加しているのだろうけれども、参加の動機そのものよりもそのバックボーンとか考えとかそういうのを共有できる時間を一緒にすごすことができてそれはそれは良い時間だったのであります。
3日目はいよいよ仕上げです。
仕上げ作業もきちんと長さを測って墨付けしてやっていくのですが、それでも微妙にズレがあったりして板の貼り直しを何度もする羽目になってしまい、なかなか思うように作業が進捗しない事態に・・・。しかしきちんとクオリティの高いものをみんなで作っていくんだという思いで参加者全員で真摯に頑張ったのであります。
ということで、3日目の終了は暗くなってしまいましたが、なんとかここまでできました!!!
いやー、3日間でセルフビルドって本気かよ?と内心ちょっと心配していたのですが、みんなで力を合わせれば短時間でもでここまでのものが出来上がるんですね。
とはいえ、内装やなんやかやがまだできていないので、奈良さんにお願いして途中経過を観察、あるいはお手伝いしていこうと思っております。
くしくもこのワークショップが誕生日とぶつかったわけだけれど、「誕生日プレゼント何がいい?」と言われても近年あまりモノに執着しない生活してるもんであまりピンとこず、それよりは家族(妻と犬)とゆっくり過ごせる時間を作れた方がよいなと思っていたので、今回このようなワークショップに参加できてすごくよかったと思うわけであります。楽しい時間をすごしたという思い出もそうだし、今後の礎となりうる学びや体験を家族全員で共有できたのは幸せなことと思うのですよ。
妻、そして犬へ。
大変貴重な体験をありがとう。この3日間で学んだことを活かしていくので今後共よろちくね。