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呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記


2014-11-22

_ 弦巻楽団「ナイトスイミング」が素晴らしかった。

11月22日(土)は高校時代の同期生の弦巻くんが主催する弦巻楽団の「ナイトスイミング」を観に行ったのだが、これが大変にすばらしくて感動たので記録しておく。
ナイトスイミング 弦巻楽団

宇宙旅行中に事故にあった主人公が、たどり着いた惑星で出会ったのは20年前にやはり同じく事故にあって行方不明になった同級生の仲間たちだった・・・という時間軸を飛び越えた設定だったのだが、不自然さが全然なくすごくのめり込んでしまった。
20年前の仲間たちと出会うことで、それぞれが生きてきた20年分の後悔や責任や贖罪などの思いが浮き彫りになっていく様は、高校卒業してちょうど20年という今の自分にドンピシャなストーリー。そして、あの時果たせなかった約束もいつかきっと(それが次の20年後かもしれないけれども)果たすことができる、というポジティブなメッセージも受け取ることができて、大変に感動した次第。

時間軸を自在に飛び越えながらもスムーズに場面が展開しテンポよくストーリーが進む中で、登場人物の内面も丁寧に表現した脚本と演出も、素直にすごいと思った。弦巻くんの演劇を観るのは実に20年ぶりだったわけだけれども、完成度の高さに驚くとともに演劇一筋で生きてきた彼の20年の凄さを見せつけられたように思えた。翻って、この20年自分は何をやってきたのだろうか、そして次の20年はどのように生きていくべきだろうか、ということを、カジュアルに感じさせられた、大変よい体験だった。

帰宅後に挨拶文を拝読して、これが大変に共感できる文章だったので写真を載せておきます。
ナイトスイミング by 弦巻楽団 挨拶文

そしてこのエントリーを書いているのが公演が終わってしまった25日(火)という、何の宣伝にもならないタイミングで申し訳ありません。謹んでお詫び申し上げます。

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