呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記

_ あんかけ焼きそばのジレンマ

飲みたい！すすりたい！もったいない！何が？あんかけ焼きそばの汁！どうにかならんのか？この食べ終わった後の汁！飲みたい！すすりたい！もったいない！

炭水化物＋汁という組み合わせの食べ物はたくさんあるけれども、たいていの料理は汁を残さず堪能できるようになっている。ラーメンは当然スープを最後まで飲みますね。暖かいそばについても同様。これらのどんぶり系のスープについてはどんぶりを持ち上げて最後の一滴まで飲み干すことができてうれしい。ざるそばのような濃い汁を使っている食べ物については、最後にそば湯で薄めて飲むという画期的なアイデアが採用されている。つけ麺についても同様。カレーライスはむしろルーを最後まで使い切らないように調整しながら食べることが至難の業だ。

と、このようにたいていの炭水化物＋汁系の食べものは汁を最後まで堪能することができる。そこで、あんかけ焼きそばである。

美味しいよね、あんかけ焼きそば。申し訳程度に外はぱりっと中はしんなり揚げられた麺の上にどろりとしたあんかけ。箸を持つ手に力を入れつつぱりっとした麺をほぐしながらあんかけと一緒に食べる。ぱりぱりとどろどろとあつあつとうまうまを一度に楽しめる。なんて欲張りな味なんだ、あんかけ焼きそば。

ところが！ところがである。食べ終わった後の皿に残された「あん」が問題なのである。大抵の料理屋ではあんかけやきそばを注文すると箸しか持ってきてくれないので、箸だけで残った「あん」を食べつくさなければいけない。これは非常に難しいぞ。そもそも焼きそばを食べ終わる頃には「あん」の粘度はだいぶゆるくなってきており、これを箸でつまんで食べるのは至難の業。神経を集中して端でつまむとほろりと崩れ、上手くつまめたと思ったら口に入れる手前でぼとりと落ちてワイシャツやネクタイにしぶきを飛ばす。ここで箸でつまむことをあきらめてしまいそうになるが、他にあんを食べつくす案が見つからない。ラーメンのようにすすりたいところだが、大抵のあんかけ焼きそばはどんぶりのようなお椀状の食器ではなく皿という平面な食器が使われており、普段平面な食器を直接口につけるということをしていないため、なんとも無作法ではしたない行為に思えてしまい、すすることを躊躇してしまう。最後まで飲みたい。でもすするのははしたない。でも箸でつまむこともできない。ああ、飲みたい。。。

と、あんかけ焼きそばを食べた後はこのようなジレンマに悩まされる。結局、最後まで飲みつくすことをあきらめて席を立つわけだが、食べ物を残すことに非常に罪悪感を感じてしまう僕にとっては、非常に後ろ髪ひかれる行為なのである。あんかけ焼きそばが美味しければ美味しいほど、ジレンマは大きくなり席を立った後の悔恨の念は増大するのである。あんかけ焼きそばを食べるたびにこのようなツライ思いをするくらいなら、いっそ食べない方がいいのか？いや、あんかけ焼きそばは美味しいからぜひとも食べたい。うわー、どうすればいいんだ！？この想い！

あー、カルボナーラでも同じ思いをするなぁ。

_ 日本シリーズ第３戦 → パブリックビューイング at サッポロファクトリー

仕事なんかしている場合じゃないので、早めに仕事を切りあげて試合開始の10分前にサッポロファクトリー到着。ファクトリーは巨大クリスマスツリーとやらのおかげで、だいぶ会場が狭くなってしまっていたが、運よく一番前の席が空いていて普通に座れた。が、一番前の席、頭上にスクリーンがあるので、常に上を向いていなければならず、だいぶ首が痛い。どうりで空いているわけだ。。

プレーオフの時のパブリックビューイングでは盛りあがりに欠けたサッポロファクトリーですが、今日はわざわざ室蘭からかけつけた熱狂的なファンの人（なぜかホルスタイン牛のコスプレ）とその友達（何故かダースベイダーのお面を装着）が頑張って盛りあげてくれた。で、気がつくと僕もなぜか彼らと一緒になって前に立って応援の陣頭指揮をとってしまってました。30にもなって何やってんですか？俺。おかげでテレビカメラから2回、日刊スポーツから1回取材を受けちゃいました。さらに観客の方々から「いやぁ、兄さん達のおかげで勝てたよ」とか「応援歌の紙ってないですか？」などと声をかけてもらって、それはそれでNot So マンザラ。

で、肝心の試合の方は、ようやくガッツのバットが目覚めましたね！1回の裏の攻撃は理想的な日本ハムの形だったのではないでしょうか。また、先発の武田勝の好投は素晴しかったです。でも今日のベストバウトは武田久vsタイロン・ウッズですな。強打者相手に強気なピッチングはお見事。稲葉にも一発が出たし、これは札幌での胴上げが現実味を帯びてきましたぞ。

日本ハム６−中日１／ 勝・武田勝、負・朝倉