呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記
2006-09-17 名古屋二日目---老人はえてして不謹慎なのか---
_ 今日もえびふりゃぁ at まるは食堂
今日も雑誌に載っていたエビフライを堪能しようと、兄貴の嫁さんに三越のラシック館の中にある「まるは食堂」に連れていってもらった。
エビフライ定食はアゴが外れそうなくらい巨大なエビフライが2本、ご飯と赤出しと付け出しで1250円。かなり良心的な価格設定ですな。12時半過ぎくらいに行ったのだが、それほど並ばずに店に入れた。多分15分くらいしか待ってない。
で、ドキドキしながら食べてみる。衣がカタイ。そして、おそらく揚げたてなので、アツイ。ただでさえアゴが外れそうなくらい口を大きく開いているのに、アチーと顔を歪めつつ、熱さをがまんしつつ気合で噛んでみると、ぷちんと淡白な白身が口で弾ける。ん〜、美味しい。エビ本体もかなりのビッグサイズで食べごたえ満天。最初の一口はかなりのアゴぢからを必要としますが、慣れてくるとその食べにくさ故に、その後のエビの食感が面白くて嬉しい。
ズバ抜けて冗談みたいに美味しいとまではいいませんが、食べて損はしないくらい美味しいと思いましたね。僕の偏見として多店舗展開していて名前が売れちゃっているお店はあまり美味しくないという先入観があるのですが、そんなことはない、ちゃんと美味しいし、ネームバリューに負けてないと思う。例えるなら、アレだ、宇都宮の餃子は「正嗣」食っときゃ間違いないぞ、っていうのと同じくらいネームバリューを信頼できるって感じか?逆によくわからん例えだな。
_ 今日のお見舞い → 老人は不謹慎なのか
今日も病院に行って、小一時間ほど話して帰る。脳内出血で倒れた当初は記憶や思考が混乱している上に言語に障害があったのでまともな会話が成立しなかったものだが、かなり会話が成り立つようになっていた。
兄貴からは日常会話はOKで難しい話はできない、と聞かされていたが、わりと難しい話もできたぞ。なんでも、今日は朝から廊下で叫んでいる婆さんがいてうるさくてうるさくてなんとかしてほしいようだったが、何故彼女が叫んでいるかというと、ズバリそれは淋しいからで、誰でもいいから誰かに声をかけて返事をしてもらえるというただそれだけのコミュニケーションだけでも取りたくていろんな人に声をかけるのだが、あまり相手にしてもらえないので、かまってほしい気持ちがどんどんエスカレートして騒ぐ叫ぶという心理のようだ。というようなことをブーブー文句を言いながら教えてくれた。ちゃんと論理だてて考えることもできているようだし、その考えをちゃんと言葉で伝えることもできてるみたいだ。
ちなみに、話していて面白かったのが、「○○さんに会いたいねぇ。○○さんは俺よりだいぶ年上だからボヤボヤしていると逝っちまうからなぁ。」とガハハと笑いながらしゃべっていたこと。コラ、人を勝手に殺すな、不謹慎だろ!しかも爆笑しながらそんなこと言わない!と突っこんでおいたが、ひょっとしてそれほど不謹慎な発言なのではなくて、人間古希を越えると「死」は僕らが思っているよりもっと身近で普通な対象として向きあわなければいけないもんなのかね、とも思ったり。