呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記
2006-08-30 病院に行ってきました。
_ 久し振りに走る。
会社が早く終ったので久し振りに走ろう!と思いたって、走った。久しぶりなので無理しないで軽めに。家→農試公園→新川通り→琴似本通り→桑園発寒線→家というルートでジョギングペースで30分強。たぶん6kmくらい走ったんじゃないですかね。一応さっきマピオンで距離を測定してみるとやっぱり6.6kmだった。ん〜、まだまだぬるいな。さらに、今日は走り終ったあと、まだまだ身体が走りたがっていたしな。明日も走ろう。
_ 指切った。
家に帰ると僕はたっぷり6キロメートルを走り、入念にストレッチを行い、それから夜食を作りはじめた。じゃがいもと鶏肉が余っていたのでスープ・カレーを作ることにした。僕はムロから野菜を取りだして、80年代のアメリカン・ポップス(シンディー・ローパーとかマイケル・ジャクソンとかそういった音楽だ)を口ずさみながら手際よく切り刻んでいった。ところが、玉葱を切る時になって、どういうわけか、いつもと違う、以前テレビでみかけた切り方をしてみようと思いたった。今思いかえしても何故そう考えたのか僕自身にもさっぱりわからないのだが、とにかくそれが間違いの始まりだった。果たして、慣れない手付きで玉葱を切っていると、案の定、僕は自分の薬指をざっくりと切ってしまった。
動脈を切ったような激しい出血ではなかったので少し安心したが、それでも次から次へとじわじわと血が溢れでていた。僕は極力冷静になるよう努めながら棚の中に絆創膏を探したが、出てくるのは木工ボンドや花切りバサミ、剣山といった、おそよ何の役にも立ちそうにないものばかりだった。仕方がないので細く裂いたクリネクスを指に巻きつけ、セロハンテープで止めて応急処置とした。さて、これからどうしようか。まずはカレーだ。
あとは20分ほど煮込むだけ、というところで指先を見るとクリネクスが真っ赤に染まっていた。30分以上も経つのにまだ血がとまっていないようだ。このまま血が止まらないとどうなるのだろうか、と少し想像してみたが、そもそも人間の出血量についての知識を僕はまるで持っていないので、それはただいたずらに不安を煽るだけだった。血が許容量を越えるくらい流れてしまうとやはり死んでしまうのだろうか、そうやって少しずつ死に向かっていくというのはどんな気分がするのだろう。「そういうのって背筋がゾクゾクするほど素敵だと思わない?」と笠原メイならこう言うだろうか。冗談じゃない、と僕は思った。
僕は長年看護婦を勤めてきた叔母に電話をかけ、このような場合にどうするべきかを尋ねた。きっと僕は彼女が「そんな傷なら放っておいても大丈夫よ」と言ってくれて、それで安心したかったのだと思う。しかし、彼女が口にしたのは、病院へ行って縫ってもらうようにとの指示と、夜中でも対応してくれる病院名だった。
病院の救急窓口で受けつけをして、しばらく待っているとまだ若い女性の医師が僕を呼びだした。彼女はずばぬけた美人というわけではなかったが、やわらかさと意志の強さの同居した不思議な眼を持っていて、どこかしら人の心を惹きつける知的で端正な顔立ちをしていた。「玉葱のにおいがする・・・」と言いながら彼女は丁寧に僕の指を洗い、診察してくれた。診察の結果、僕の傷は、1.長さ1cm深さ2〜3mmの傷である。2.切り口がきれいなので治りは早いだろう。3.1〜2針縫った方がいいかもしれないが、縫うほどの怪我ではない。という軽いもので、絆創膏のような小さいテープで傷口を塞いで包帯を巻くだけで治療は終わった。「絶対に水に濡らさないでくださいね。」「お風呂も駄目ですか?」「駄目です。」「洗い物は?」「駄目です。」「お酒は?」「痛くなりますよ?」「痛くなるくらいならいいです。」シャワーも炊事もできないようだ。ジョギングの汗を流すこともできないかと思うとうんざりしてきた。
家に帰ってから僕はカレーを温めなおして食べた。身体の芯から熱という熱がほとばしり出るような辛いカレーだった。
やれやれ、また汗をかいてしまったじゃないか。
_ というわけで、
長々と大騒ぎの文章を書いたわりには、絆創膏レベルのしょぼい傷でした。お酒は痛くなるとのことだったのだが、今、焼酎の減肥茶割りを呑みながら書いています。はたして痛くなってしまうのか、酔っぱらってわけがわからなくなるのが先か、乞うご期待。
包丁の傷はしばらく血止まらないからねぇ〜<br>変な汗ご苦労様…(´・ω・`)
傷口を消毒してピッタリ切り口が合うようにし、<br>瞬間接着剤を皮膚の上から垂らしてやるとよいです。<br>痛みも引くと思います。<br>体に悪そうなのがアレですが。
なんか、「昔は消毒したり生理食塩水使ったりしたんですが、今は水道水の方がいいんですよねぇ〜」と、水道水で洗浄されたんだけど、大丈夫かな。痛みはないけど、今日の夜になっても傷口がついてなかったらアロンアルファしてみようかな。
大丈夫ですか〜〜??<br><br>怪我もさながら<br>【スープカレー】を作ろうとしていたことにびっくりでした。<br>今度から食べるたびに思い出すのかな?(笑)
ううー、読んでるだけで指がどくどく痛くなってきた。私ってなまじ妄想癖だけあって、こういうの、なんかシンクロしちゃうのです。<br>しばらくは大人しくしてなきゃね。<br>肉の木さんにとっては何よりの苦痛でしょうけど。
かなり大げさに書いてしまったせいで、みなさんに痛い連想させてしまっているみたいで恐縮です。今ではだいぶ傷口もふさがってきているので安心です。でも、まだ油断するとめくれてしまうのでサビオは必須アイテム。あれ?サビオって北海道弁ですか?