呑んだくれ改めレッツゴー痛風日記
2003-11-11
_ 今日の10時貯金
起きたら10時過ぎてた。1000円。
_ 全身筋肉痛。
乳酸たまりまくり。やっぱり一日遅れてくるみたい。
_ 薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木
読み終わった。すごくいい。江國節炸裂な感じ。
感情の微妙な起伏をありありとそれでいて淡々と書き綴る独特の雰囲気がいい感じ。僕は視点の切り替えも江國小説の特徴の1つだと思っているのだが、それがこの小説では小気味いいくらいにはまっている。またそれによって個々の感情のすれ違いだとか気持ちの変化がとてもよく伝わる。
かなりオススメ度高いです。
_ 睡蓮の長いまどろみ
これは微妙。全体的な雰囲気はいかにも宮本作品的な、こう、人間の運命とか宿命とかそれを背負いながらもたくましく生きていこうとする人生の美しさ、哀しさに満ちているわけだが。
なんか説明的過ぎる感じがしちゃうのと、他の宮本作品に比べて話が出来すぎてる気がする。
_ 10時貯金呑み会
9月度の10時貯金の呑み会。
今日は中野のらんまんというお店に行った。ビールはえびすとサッポロラガーがあったが、迷わずサッポロラガー。いやぁ、美味いね。ビールは最初だけにしてすぐに日本酒にした。松の司。だって、ここは魚料理な店だから、日本酒の方があうんですもの。
_ カワハギの刺身
ちゃんと肝もあったし、どこか(ホントにどの部分かわからなかった)の湯引きしたものもついてた。本来なら肝をポン酢にとかして刺身を食べるんだろうけど、肝があまりに美味かったので別々に食べた。舌の上でとろける肝を口当たりのいい酒と一緒に愉しんでから、淡白な刺身に舌鼓。うーん、贅沢。
_ 芽ネギ
はじめて食べた。芽ネギとワサビをきざんだものを海苔でまいて食べる。おもしろい。これはむしろビールの方があうような気もしたが、日本酒と一緒に味わう。
_ きんき一夜干し
うめー。身を食べると脂ののった濃厚なそれでいて白身魚な淡白な味。ちょっと口の中がべたつく感じの脂ののり具合。その旨みのある脂を日本酒で洗い流す。うーん、贅沢。
そして頭やエラの部分にしゃぶりつくと、引き締まった魚の弾力ある味を十分に愉しめて幸せ。
_ 〆鯖
ここ数年食べた〆鯖の中で一番美味しい。しめすぎた鯖って安っちい味がして嫌なんだけれど、ここのは全然違う。しめ方は控えめで鯖の美味しいところをちゃんと残している。魚の脂の美味しさとか身の美味しさが十分に引き出されている感じ。
_ 鯛ちり
絶品。もう、鯛をちりにしちゃうのもったいくらいに思っていたのだが、食べてみると、とても贅沢なそれでいて上品な味。薬味な紅葉おろしも、とても大根と唐辛子のみだとは思えないほど複雑で旨みのある味で。もう、これ、やばいね。僕はやばいくらいに美味しいところ(あたま)の部分を食べてしまったわけですが、ん〜、生きてて良かったですね。ふぐちりなんかより良いダシでかつ品のある含みのある味でした。
で、このあとの雑炊が、もう、絶品すぎ。鯛ってやっぱりすごい。
_ 幸せ。
いや〜、今日は贅沢な呑みだった。すごく幸せな気分になった。でも、3人でこれだけ美味いもの食べて酒もそれなりに呑んでいたのに、お会計は17,430円。1人6,000円いかないくらい。安いね。まぁ、10時貯金以外ではなかなか呑みにいけないけど。
旨かったねぃ。10時貯金飲み会は當りの店が多いな。これからもがんばって貯金しなくちゃいけないね。